リモートデスクトップの利用方法

RealVNCを利用して、ノートパソコンやスマートフォンからDietPiを操作する方法を紹介します。


DietPiの設定(操作される側)

1. DietPiにRealVNCをインストールします。

 QTerminalを開いて、
 「 sudo apt search realvnc 」
 と入力して、エンターキーを押します。

 いくつかの候補が見つかりますのでその中のVNCサーバーを

 インストールします。

 「 sudo apt install realvnc-vnc-server 」を実行します。

3. インストールが終了したらRealVNCの起動の設定をします。

 「 sudo systemctl enable vncserver-x11-serviced 」を

 実行しておくと、起動時に自動的に実行されます。

 上のenableコマンドを実行していない場合、自動起動はしませんので使用前に

 「 sudo systemctl start vncserver-x11-serviced 」
 と入力してVNCサーバーを起動します。

 VNCサーバーの状態は、

 「 sudo systemctl status vncserver-x11-serviced 」で確認します。Active と        

 なっていれば起動しています。


4. 設定ファイルの変更をします。

 起動時に読み込む設定ファイル「dietpi.txt」を修正します。

 /boot/dietpi.txt の SOFTWARE_VNCSERVER_SHARE_DESKTOP=0 

 SOFTWARE_VNCSERVER_SHARE_DESKTOP=1 

 にすることでデスクトップの共有モードが有効となります。

 コマンドは、

 sudo vi /boot/dietpi.txt のあと、

 該当する行でinsertキー、0→1に修正、Escキー、:wq(コロン ダブリュー キューで上書き保存)を入力してエンターです。

5. DietPiを再起動します。


操作する側の設定

1. 操作側のパソコンなどにお使いのOSに適したVNC Viewerをインストールします。
 https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/
 より入手できます。

2. インストールしたソフトウェアを起動します。
 アドレスバーにDietPiのIPアドレスを入力して、エンターキーを押します。
 IPアドレスは、QTerminalの上部、- LAN IP : の箇所に表示されています。

 認証画面が現れますので
 Username root
 Password (rootのパスワード)
 を入力してからOKを選択します。

 設定があっていれば、DietPiのIデスクトップ画面が新しいウィンドウで表示されて、操作も可能となります。

 WindowsからRealVNCビューワーでDietPiを操作する画面